ジェイムズ・ボールドウィンのアメリカ 「もう一度始める」ための手引き

エディ・S・グロード・ジュニア著、秋元由紀訳(白水社、2023年)

Eddie S. Glaude Jr., Begin Again: James Baldwin's America and Its Urgent Lessons for Our Own (2000)

 

建国以来、挫折と幻滅を味わい続けてきた人種差別問題の歴史とその本質を、ボールドウィンの足跡と作品に託して語り尽くした魂の書。

 

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  • 黒人研究学会の会誌『黒人研究』No.93 (March 2024) で、『ジェイムズ・ボールドウィンのアメリカ』を書評に取り上げていただきました。評者は清水菜穂さん(宮城学院女子大学)。一部を News ページで紹介しています。

  • 2024年1月28日付の『しんぶん赤旗』で『ジェームズ・ボールドウィンのアメリカ』を書評に取り上げていただきました。評者は平沼公子さん(愛知教育大学准教授)。

  • 2023年12月23日付の毎日新聞で、若島正さんの「2023年この3冊」に選んでいただきました。

  • 2023年11月25日付の毎日新聞で書評に取り上げていただきました。評者は若島正さん(京都大学名誉教授)。

  • 著者のエディー・S・グロード・ジュニアさんから、日本の読者へのメッセージをいただきました。

ジェイムズ・ボールドウィンの知性と勇気は合衆国に限られるものではありません。ボールドウィンの生と作品は、人間であることの意味、弱い立場であることの意味、そして善良で愛情深くあることの意味への洞察を与えてくれます。この困難な時代に私はボールドウィンに導きを求めてきました。みなさんにもその理由がわかっていただけますように。  ――エディ・S・グロード・ジュニア

James Baldwin’s wisdom and courage aren’t limited to the United States. His life and his work offer insight into what it means to be human, to be vulnerable, and to be decent and loving. I have reached for him in these troubling times. I hope you can see why.  ――Eddie S. Glaude Jr. to Japanese readers